セメントの記憶
TASTE OF CEMENT

No.N19-044
鑑賞日2019/03/24(日)
劇場名ユーロスペース2(渋谷)
監 督ジアード・クルスーム
出 演
内 容
&
感 想
長い内戦やイスラエルによる空爆を経て、近代都市として復興が進むベイルート。だが、高層ビルの建設現場で働く人々の多くは、シリアからの難民たち。政府により夜間の外出を禁じられている彼らは、街を一望できる高所で日中働き、セメントの壁で囲まれた地下で夜眠るという奴隷のような生活を、何年もの間続けていると言う。祖国が内戦で次と破壊されていく中、他の国の再建のために働かされる彼らの複雑な思いとその醜い現実を、絵画のように美しい光景と構図によって浮き彫りにする本作は、映像の力を再認識させてくれる映画でもある。
評 価☆☆☆☆★(その映像に目を奪われがちだが、サウンドデザインの素晴らしさも本作の特筆すべき点。)
コピー天空の建設 地上の破壊
混雑度多少混雑してます。
公開日2019/03/23(土)
Link [海外] [日本] [IMDb]
備 考
cinepre