ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
DANCER

No.N17-105
鑑賞日2017/07/16(日)
劇場名新宿武蔵野館 スクリーン1(新宿)
監 督スティーヴン・カンター
出 演セルゲイ・ポルーニン, ジェイド・ヘイル=クリストフィ, イーゴリ・ゼレンスキー, モニカ・メイソン, デヴィッド・ラシャベル
内 容
&
感 想
彼を野獣と呼ぶのなら、さしずめ振付師は猛獣使いでバレエ団はサーカス、というのはさすがに言葉が過ぎるか。だが、人間の肉体という拘束衣を脱ぎ捨てたかのような卓越した身体能力も、制約の中にあって常にそれを超越した高みを目指す圧倒的な美意識も、もはや自身でなければ誰も制御出来ない域に達してしまった彼には、世界最高峰のバレエ団の中であっても、芸を仕込まれた動物のように感じていたのかもしれない。しかし、彼は野獣ではなく、ましてや神でもない。何者にも縛られずただ家族のために踊る彼は、一青年の素顔を見せている。
評 価☆☆☆☆(ケネス・ブラナー監督の新作「オリエント急行殺人事件」など映画界への進出も始めたポルーニン。まだ27歳。)
コピー<ヌレエフの再来>と謳われる類いまれなる才能と、それを持て余しさまよう心――
混雑度満席です。
公開日2017/07/15(土)
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備 考アップリンク渋谷で上映中。
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