塀の中のジュリアス・シーザー
CAESAR MUST DIE / CESARE DEVE MORIRE

No.N13-022
鑑賞日2013/02/09(土)
劇場名名演小劇場2(栄)
監 督パオロ・タヴィアーニ, ヴィットリオ・タヴィアーニ
出 演コジモ・レーガ, サルヴァトーレ・ストリアーノ, ジョヴァンニ・アルクーリ, アントニオ・フラスカ, フアン・ダリオ・ボネッティ, ヴィットリオ・パレッラ, ロザリオ・マイオラナ, ヴィンチェンツォ・ガッロ, フランチェスコ・デ・マージ, ジェンナーロ・ソリト, フランチェスコ・カルゾーネ, ファビオ・リッツート, マウリーリオ・ジャフレーダ, パスクアーレ・クラペッティ, ファビオ・カヴァッリ
内 容
&
感 想
史実に基づく戯曲と、刑務所というドキュメンタリーの中で沸き起こる演劇というフィクションとが、初めからそうなることを見越していたかのように、1本の映画へと撚り合わさっていくうちに、ジュリアス・シーザーたちを囚えていた高い塀は忽然と消え失せる。無味乾燥で冷徹だった建物は壮大なステージへ、やがてローマ帝国へと変貌し、シェイクスピアの助けを得た受刑者には、歴史を築いた男たちの魂が宿っていく。幕が下りれば、目の前の塀は、変わらずそこにある。だが、人の心まで囚えておくことは出来ないと、彼らは知ったのだ。
評 価☆☆☆☆★(彼らが本当の受刑者だとは、とても信じられない。だが、犯罪者が優れた俳優になり得ないというその考えは、私の偏見でしかない。)
コピーいま、刑務所はローマ帝国へと変貌する
混雑度満席です。
公開日2013/02/09(土)
Link [海外] [日本] [IMDb] [DVD]
備 考
cinepre