菖蒲
TATARAK

No.N12-211
鑑賞日2012/11/24(土)
劇場名名演小劇場2(栄)
監 督アンジェイ・ワイダ
出 演クリスティナ・ヤンダ, パヴェウ・シャイダ, ヤン・エングレルト, ヤドヴィガ・ヤンコフスカ=チェシラク, ユリア・ピェトルハ, アンジェイ・ワイダ
内 容
&
感 想
ポーランドの大河沿いの小さな町で、医師の夫とともに暮らすマルタ。かつて夫婦の間には2人の息子がいたが、第二次大戦中のワルシャワ蜂起で戦死していた。ある日、マルタを診察した夫は、彼女が余命僅かの重病であることを知るが、妻には言い出せずにいた・・・。
死。美しく横たわる悠久の大河が象徴する、その絶対性。映画という虚構の世界にさえ、現実の死は及ぶ。相対する、人の生のあまりの儚さ。その哀しみを受け止めた上で、さらに映画という虚構で包もうとする(撮影当時)82歳の監督の、これは抗いなのか、受容なのか・・・。
評 価☆☆☆☆(実は"虚構"でもあるモノローグやメイキングが、描かれる物語と"現実"との境界を消し去っていく・・・。)
コピー春の終わり、夏の訪れ、いのちの祝祭の時に――。
混雑度かなり混雑してます。
公開日2012/11/24(土)
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備 考
cinepre