アンダー・コントロール
UNTER KONTROLLE

No.N12-013
鑑賞日2012/01/21(土)
劇場名名古屋シネマテーク(今池)
監 督フォルカー・ザッテル
出 演
内 容
&
感 想
実に"退屈"な作品。威容を誇る巨大な建造物としての発電所、人類の英知と多種多様な部品を結集した原子炉、あらゆる事態を想定し幾重にも張り巡らされた安全装置、それらを集中管理し緊急事態に備える制御室、そこで確固たる自信と誇りを持って働く技術者や作業員たち。これらを冷静に淡々と捉えた映像に"ドラマチック"な要素など何一つない。いや、あってはならない。だが、フレームが切り抜く美しい光景の外側で、惨劇は繰り返されてきた。その"退屈"さは、映画にではなく、制御不能に陥ったこの世界にこそ求められる。
評 価☆☆☆☆(もし福島原発事故が無かったら、ドイツからのこの警報音は、私たちの耳に届かなかったかもしれない。)
コピー映画で見る原発解体マニュアル
混雑度かなり混雑してます。
公開日2012/01/21(土)
Link [海外] [日本] [twitter] [IMDb]
備 考
cinepre