二重被爆~語り部 山口彊の遺言
NIJYUU HIBAKU: KATARIBE YAMAGUCHI TSUTOMU NO YUIGON

No.N11-193
鑑賞日2011/08/16(火)
劇場名京都シネマ2(烏丸)
監 督稲塚秀孝
出 演山口彊, 山崎年子, キャサリン・サリヴァン, グエン・ドク, ジェイムズ・キャメロン, チャールズ・ペレグリノ, 加藤登紀子
内 容
&
感 想
広島と長崎で二度の被曝を体験した山口彊の「語り部」としての5年間の活動を、作品は追う。蘇る深い苦しみと悲しみを抑えきれず、しばしば声を詰まらせながら、体内から搾り出すように自らの体験を語り、核廃絶を訴える山口氏の言葉は、受け留める側も涙をこらえ、歯を食いしばり、拳を握りしめなければならない程に重い。そして死の直前、氏は「私は務めを終えた」と語る。それは、誰もが命の限り自らの務めを果たさなければならない、という「二重被爆国」(「三重被爆国」と言うべきか)に生きる我々への遺言に違いない。
評 価☆☆☆☆☆(残念ながら企画は頓挫しているが、J・キャメロン監督が山口氏との約束を果たす日を待ちたい。)
コピー残された命を──「核廃絶」に賭けた
混雑度多少混雑してます。
公開日2011/08/13(土)
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備 考京都シネマでは、当日朝より全ての回の受付を実施。開演15分前より受付番号順での入場。
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