抵抗 死刑囚の手記より
UN CONDAMNE A MORT S'EST ECHAPPE OU LE VENT SOUFFLE OU IL VEUT

No.N10-095
鑑賞日2010/05/02(日)
劇場名京都シネマ2(烏丸)
監 督ロベール・ブレッソン
出 演フランソワ・ルテリエ, ロジェ・トレルヌ, シャルル・ル・クランシュ, ローラン・モノー, ジャン=ポール・デュリモー, モーリス・ベールブロック
内 容
&
感 想
1943年、ナチス・ドイツ占領下のリヨン。レジスタンスとしてドイツ軍に捕らえられたフォンテーヌ中尉は、搬送中に脱走を試みるが失敗。拷問を受けた上、モンリュック監獄の狭い独房に手錠をかけられたまま入れられてしまう。それでも彼は脱走を決意、準備を進める・・・。
ノミと化すスプーンや、そのノミによって剥がされた木片までもが、登場人物と同列に、最小限の構成要素として作品中に存在する。脱走が成功するか否か、その結末さえ重要でない。脱走しようとする人間の行為/意志そのものを描き出すことに、全てを注ぎ込んでいる。
評 価☆☆☆☆★(不朽の名作に再び光をあてる<岩波ホールセレクション>第1弾の1本。今後のラインナップも楽しみ。)
コピーフランス映画史に特別な地位を占めるブレッソン監督の初期の代表作。ドイツ軍占領下のフランス、ある士官の脱獄を決行する姿を、映像表現の可能性を追求する中で描き出す。
混雑度多少混雑しております。少し早めに着いておきましょう。
公開日2010/05/01(土)
Link [日本] [IMDb] [DVD]
備 考
cinepre