蘇る玉虫厨子 時空を越えた技の継承
YOMIGAERU TAMAMUSHINOZUSHI

No.N08-287
鑑賞日2008/12/29(月)
劇場名梅田ガーデンシネマ1(梅田)
監 督乾弘明
出 演立野敏昭, 中田秋夫, 矢野明, 改田剛, 山田耕健, 坂本茂雄, 森本安之助, 大野玄妙, 中田金太, 三國連太郎
内 容
&
感 想
飛鳥時代に製作され、法隆寺に収められている国宝「玉虫厨子」。その消えかけた色彩や絵柄は、失われゆく日本の伝統技術を象徴するかのようでもある。私財を投じて一流の職人を呼び集め、高山で「平成祭屋台」を完成させた現代の"大旦那"中田金太氏が次に立ち上げたのが、この「玉虫厨子」の復元計画。本作が追うのは、少ない資料で当時の技術を読み解きながら、それを超えようと果敢に挑む職人達。その姿には、人を育て、技術を未来に伝えていくことこそが重要だという、故・中田氏の思いを感じずにはいられない。
評 価☆☆☆☆(優れた職人がいるだけでは伝統技術は守れない。"大旦那"と呼べる人物は、今どれだけ日本にいるのだろうか。)
コピー
混雑度(平日のため)ガラガラです。余裕で座れます。
公開日2008/12/27(土)
Link [日本] [DVD]
備 考
cinepre