■鑑賞日
2007/08/11(土)
■劇場名
テアトル梅田1(梅田)
■監督
AJ・シュナック
■出演
カート・コバーン, マイケル・アゼラッド, コートニー・ラヴ
■感想
幼い頃の幸福感と疎外感のこと、母親と父親のこと、音楽との出会いのこと、未来のこと、コートニーと幼い娘のこと、麻薬のこと、名声とマスコミへの苛立ちのこと、死のこと、そして、1人の息子としての彼自身のこと・・・。まとわりつく彼へのイメージとは逆に、世の中と自分自身とを冷静に捉え、死よりも生を意識していたことが、その肉声に触れることではっきりと分かる。だが、その直後、27歳で自ら命を絶ち、カートは伝説となる。貴重なこの録音テープには、その声と共に、彼の心の揺らぎまで記録されている。そう思えてならない。
■評価
☆☆☆☆★(本作において映像は脇役でしかないが、彼の言葉を伝える媒体として、パーフェクトな役割を果たしている。)
■コピー
僕たちの知らない彼が、ここに居る──。
■混雑度
それなりに来てますが、座れないほどではありません。
■公開日
2007/08/04(土)
■備考
テアトル梅田は全席指定入れ替え制を実施中。前売り券も、当日座席指定券との引き換えが必要。